キャンパストピックス
「4輪レース・セミナー」の夏合宿!!
2015.08.04
中野校のプロジェクト・セミナーの一つ、「4輪レース・セミナー」が今年は千葉で夏合宿を実施しました。
このセミナーはダート・レースなどを通して、「モータースポーツ全般におけるルールを理解」し、「コース、車両、ドライバーの安全対策を実践」し、「自らが大会にエントリーして参戦するまでの一連の流れを体得」することを目的に実施しています。
今回はその合宿の内容をご紹介します。
7月27日、みんなで作製した2台の車両を積載車に載せていざ出発。
実際に作成車両で走行するのは今回が初めて、まっすぐ走るかもわからない状態でみんなちょっと緊張気味。
ベースキャンプは窓から海が見えるシーサイドホテル。それでも目的は遊びではありません。
駐車場を借りて夜間整備作業の練習。部屋に戻ってからはダートでの走行要領等の講習を夜中まで行います。
セミナー授業は、自動車整備科と1級自動車整備科の混成、
いつもの授業クラスと違って、名前も知らない学生たちが集まってギクシャクしながら同じ目的を共有します。
それでも同じ食事を一緒に食べればあっという間にみんな仲良し。楽しい夜が暮れていく...
そして翌日、「オートランド千葉」という広いダートコースで走行開始。
始めは広場に三角コーンを並べて車両とダート(土の路面)の感覚を体感。
少しずつコーンの位置を変えて難しいコースの課題をクリアしていく。
初めてのダート走行にドキドキ! それでも少しずつスピードが速くなっていく...
数時間で、それなりの走りが出来るようになり...
俺って速いだろ... むふ!
ん? あれ、何か走らない......。
タイヤを支えている部品と、下のアームが取れてしまった。タイヤを回すシャフトも外れてぶら下がっている。これってリタイヤ?
いや、自動車整備士ですから直しましょう! 実習授業は本気です。 みんな真剣。そして現場で直して復活!!
お昼休みもピットで食事。
午後も走るよ! ...って、みんなスピードが速くなると車両もトラブルが続出!
高速コーナーで滑り出した車両の抑えが利かず横転!
フロントガラスが割れ、ボンネットもフェンダーも屋根もクシャクシャに...
でも車両作成は正解でした。ロールバー、専用シート、4点シートベルトで守られ、ヘルメット、グローブもあってドライバーは無傷。
と言う事で、みんなそろってドヤ顔です。
出発時の写真と比べてみて下さい。満面の笑顔で最高の満足感を表しています。
次回は耐久ダート・レースの状況を載せちゃいますよ! お楽しみに!! By森田先生