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1級自動車整備科の3年生が、走行体験をしてきました!

2018.02.27

2/15~16の二日間で東京工科自動車大学校中野校の1級自動車整備科3年生が1級科目「自動車新技術」の1つである「車両安定制御装置」の実走行体験に行きました。

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「車両安定制御装置」とは、自動車を運転中にスリップしそうになったり、横滑りしそうになったりした際に、自動的にスリップや横滑りを防いでくれる装置のことです。構造作動といった学科的な内容は4期に終了しており、今回は実車で体感的に感じて授業内容の理解を深めようという試みです。

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場所はツインリンクモテギサーキット場内にある「アクティブセーフティーパーク」というところで、非常にすべりやすい路面状況下でハンドルを切ったり、ブレーキを踏むと車両はどのような挙動をするのかという項目と、人や動物が飛び出してきた際のドライバーの反応速度や急ブレーキをかけたときの車両挙動や制御について実際に学生がドライバーとなり体感をしてもらう走行体験授業となっています。

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まずは、車両の点検から。まだ学生ですが3年生は全員国家二級整備士の資格保持者なので楽勝です。

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非常に滑りやすい路面といっても氷の上を走行している様な感じでハンドルを切っても曲がらない、ブレーキを踏んでも止まらない状況ですが、自動車の車両安定装置が働き車両を制御してくれます。  

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こちらは時速40キロから、赤いポールで急ブレーキをかけ最短制動距離を競っています。
学生のみなさんは、車の床が抜けそうな勢いでブレーキペダルを踏み続けます。そこでABSというタイヤがロックするのを防止する制御が働き、作動を確認しています。

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安全な環境の中で、普段自家用車ではなかなかできない、急ハンドルや急制動などの自動車の挙動を体験でき、4期に行った学科の内容の理解も深まったようです。

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二日目は今回の実習内容のメインである車両安定制御装置とは無縁のカートにも乗りタイムを競いあっていました。そこでスピンを連発していた学生は車両安定制御装置の必要性をおおいに感じていたようです。

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また過去にHONDAが販売した車両やレースで走行した車両が展示してあるホンダコレクションホールの見学や最新技術の集合体のようなASIMOショーの見学をおこない二日間の研修が終了しました。