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Maker Faire Tokyo 2016 で作品公開(情報処理科)
2016.08.08
8月6日(土)、7日(日)の両日、東京ビッグサイトにて Maker Faire Tokyo 2016 が開催されました。
Maker Faire Tokyo 2016 | Make: Japan
Maker Faire Tokyo 2016 は 「ものづくり」 のショーです。
( ちょっと言い方を変えると 「近所の発明好きのおっさんが集まる」 ショーです。 )
( 会場は親子連れもたくさんで子どもたちが大はしゃぎ)
この 「メーカーフェア東京」 に当校情報処理科 CHIRIMEN(チリメン)チームが CHIRIMEN Open Hardware さんのブースのコーナーをお借りして出展しました。
CHIRIMEN は Boot to Gecko を組み込んだボードで、ブラウザのテクノロジーを利用してさまざまなデバイス(装置)やセンサーをつないで制御することができます。
(CHIRIMEN ボードにいろいろつなげたもの)
さまざまな仕様がオープンソースとして公開されているので、ボードさえ手に入れればだれでも無料で開発することができます。
情報処理科では、IoT (Internet of Things)につながる学生の研究成果として、無人の受付システムと座席着座確認システムのデモを行いました。
( CHIRIMEN ブース)
チームの学生は夏休みを返上し毎日学校に来て研究・制作を行い、 前日夕方まで最後の調整をして当日本番に臨みました。
(情報処理科による展示の様子)
上の写真のディスプレイには学校紹介のムービーが流れていますが、ブースにお客さんが来ると CHIRIMEN につないがセンサーが感知して、ディプレイの表示が 「いらっしゃいませ」 に代わり、お客さんが席に着くと来訪者が来たことを店員 (係の人) に伝えるシステムになっています。
CHIRIMEN と同様なボードとしては「Raspberry Pi」「Arduino」などがありますが、CHIRIMEN はもともとスマホ用のボードを使っているので、CPUパワー、メモリーの量、通信機能などが優れています。
学生たちの作品も CHIRIMENの良さを引き出したものになっており、他のスタッフや外部の人たちにも評価していただきました。
また、当日は限定数ながら CHIRIMEN の販売も行われ、そのお手伝いもすることができました。
近くのブースでは、当科の講師である大塚先生が個人で出展、マイコンボードを使った自作のノートPCや、回路を使った時間表示システム、RGBとCMYの仕組みがわかるようになっている装置、自然数発生装置などのプレゼンを行っていました。
(大塚先生から説明を受ける学生たち)
当科の学生たちも大塚先生の解説に真剣に耳を傾けていました。
学生はこのような経験を積み、引き出しを増やし、技術力と人間力をアップさせてくれればと思います。
この「メーカーフェア東京」はものづくりのショーなので、親子連れも多いです。 内容も素朴で手作り感に満ちた楽しい物が多く、ぜひ次回も参加しようと思っています。