2014.04.23

　(株)スズキ自販東京（小山学園後援会企業）の主力商品「ワゴンR」が、学校法人小山学園 東京工科グループ（専門学校東京工科自動車大学校（中野校）、専門学校東京工科自動車大学校世田谷校、東京工科専門学校品川校）に教材車両として寄贈され、4月18日に中野校で贈呈式が行われました。

　2014年3月31日、文部科学大臣認定の「職業実践専門課程」が創設され、同日、東京工科グループのすべての学科が認定されました。その認定条件の一つに、企業との組織的な連携による「カリキュラムの構築」と「教員の研修」があります。"実践で活躍できる"自動車整備士を育成するためには、最新の技術を搭載した車両での実習がとても重要で、今後も産学の連携の強化が期待されています。

　寄贈されたスズキ「ワゴンR」にも、自動車の新技術が多数搭載されています。

　例えば、CMでもおなじみの低燃費技術「スズキグリーン テクノロジー」。減速エネルギー回生機構「エネチャージ」をはじめ、「新アイドリングストップシステム」「エコクール」などが実習できます。また、「レーダーブレーキサポート（衝突被害軽減ブレーキ）」「誤発進抑制機能」「エマージェンシーストップシグナル」「ESP（Electronic Stability Program：車両走行安定補助システム）」など、最新の安全技術に関する知識や整備も実践的に学べます。

　贈呈式では、(株)スズキ自販東京 関根行孝社長から「東京工科グループから、たくさんの優秀な自動車整備士を世に送り出していただきたい」とのお言葉とともに、本学園 山本匡理事長にキーが贈呈されました。

スズキ自販東京 関根社長（右）と小山学園 山本事長（左）

キーとともに、関根社長から本校への期待が込められたメッセージをいただきました。山本理事長からは感謝状を贈呈。

感謝状贈呈の後、東京工科グループ３校を代表して中野校 佐藤校長が謝辞を述べました。

　中野校に３台、世田谷校に１台、品川校に１台。贈呈いただいた計５台の教材車両は、すでに各校の教室に運び込まれています。

　これらを使って、学生はより実践的な最新技術を学び、自動車整備のプロフェッショナルを目指します。教員もまた、新技術に対応する教育のあり方を見据え、今後も世界水準の技術者を自動車業界に送り出していきます。